2018年4月11日 金融庁「家計の資産形成の促進に関する説明会」

2018年4月11日 金融庁でおこなわれた「家計の資産形成の促進に関する説明会」に参加してきました。

家計の資産形成の促進に関する説明会(税理士向け)の開催について
※金融庁のサイトへのリンクです
https://www.fsa.go.jp/policy/shokenzeisei/20180227.html

税理士や税理士事務所に勤務している人向けの説明会ということでしたが、会場は意外と(?)若い人も多かったです。
霞が関ってなかなか行く機会ないのですけど、建物も綺麗で広くてカフェも空いていて(12時~13時のお昼休み時間は混んでいるのかもしれませんが)良いですね。警備員の人たちの数が多いので安心感もありますし。

以下、説明会の内容についてです。

・なぜ「家計の安定的な資産形成」を推進?
日本は諸外国と比べると家計の金融資産や資産運用による所得がとても少なく、金融資産ゼロの世帯も多い。この状況を何とかしていかなければ、という話でした。

・なぜ「つみたてNISA」なのか?
金を貯めるための投資として、少額から可能なつみたてNISAが最適、と。また、つみたてNISAの対象商品は販売手数料0円かつ信託報酬も安いものに限定されているという利点も大きいという話でした。

・職場で「つみたてNISA」を普及!
きっかけがなく資産形成に踏み込めないという人も多いので、まずは職場で投資を学べる機会(セミナーなど)を作っていければ、という話でした。つみたてNISA、iDeCoなどについて。

税理士は中小企業の方々との接点が多いので、関与先へもつみたてNISAについて上記のような話を広めてほしいとのことでした。
私も今後お話していきたいですね。
つみたてNISAは、手数料が安いものを厳選しているという点が、とても良いと思っています。基本的に投資信託の手数料って高すぎると思いますし。1%2%でも積み上がるとばかにならない。株式の現物の売買くらいの手数料が「投資」として許容できる範囲かなという感覚です。投資信託(の高いやつ)や仮想通貨なんかは手数料高すぎて投資と呼べないんじゃないかという意見です。誰のための投資なのか…っていう。

関与先へつみたてNISAのお話をするときの説明用資料(パンフレット)としては、金融庁のつみたてNISAのページがとてもわかりやすくて良いと思います。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/

2018年2月16日 確定申告無料相談・永福和泉区民センター

2月16日、永福和泉区民センターで、確定申告無料相談がありました。

ちなみに東京都杉並区の日程は以下の通りです。
http://www.nta.go.jp/tokyo/guide/zeimusho/shinkoku/soudan/t42.pdf
※pdfファイルです。国税庁サイトへのリンクです。

私の担当はこの日で終わりでした。

今年の確定申告無料相談でどんな質問が出たか、まとめてみます。

まず、本当に多かったのは「用紙が送られてこない」ことに対する質問や愚痴などでした。今年から確定申告書の用紙が郵送されないことになりまして、国税庁のサイトからダウンロードするか、税務署などから持ってくるしかなくなりました。このことについて戸惑われる方が多かったです。確定申告無料相談の会場で初めて用紙を手にしてその場で記入・作成するという方も多く、そのため滞在時間が長くなるというのが今年の特徴だと感じました。

次に多かったのは、やはり医療費控除の関係です。
今年の変更点として、「医療費控除の明細書」を作成し添付しないといけなくなりました。代わりに領収書の現物は自宅に5年間保存です。その「医療費控除の明細書」の作成が無い方がやはり多く、その場で作成されていました。

医療費控除について、今年の変更点として「セルフメディケーション税制」というものが創設されていますが、一人もいらっしゃいませんでした。ちなみに杉並税務署の人も2月半ばくらいに「提出された中でセルフメディケーション税制はまだ一件も無いですね」という話でした。
セルフメディケーション税制というのは、ドラッグストアやAmazonなどでナロンエースやパブロンなどの薬を購入した金額が12,000円を超えていれば確定申告で税金の還付を受けられる制度です。月平均で1,000円以上パブロンを購入していれば使えますので、対象者は多いと思われます。医療費控除と選択適用(どちらか片方だけ)です。
医療費控除については、もう一つの変更点として健康保険組合から郵送されてくる「医療費のお知らせ」をそのまま医療費控除の書類として使用することが可能になっています。これを持参されている方は多かったですね。ただ、この「医療費のお知らせ」は集計期間が11月~10月とか7月~6月とかだったり、郵送されてくるのが2月中旬くらいだったり、実際はちょっと使いづらいものでした。10月分までの金額を載せられても結局それ以外の期間のを集計しないといけない。これについても税務署の人が医療費控除のときに使いやすい書類にしてもらうよう各健康保険組合に要望を出していきます、と言ってました。1月~12月の期間で集計して年明けて1月中に郵送してくれないと使いづらいですよね。

その他で、確定申告無料相談で受けた質問は、

青色申告についてのご質問
→ 3月15日までに出せば来年の確定申告(平成30年分の確定申告)から青色申告です。事業や不動産の方は絶対に青色申告がいいです。

開業費についてのご質問
→ 何年前のものでも、開業に必要なものであれば含めることができます。「開業費」という科目で計上して、決算時に「開業費償却」という科目へ振り替えて経費処理します。今年ですべて償却しても良いですし、5年間かけて償却していっても良いです。

やはり今年も、新規開業をして初めての確定申告という方が何人かいらっしゃいました。初めてなので流れや手順を教えてほしいと。

その他でいうと、事業所得の方からは減価償却についてのご質問が多かったです。どう計算するのか、あるいは計算結果が合っているか見てほしい、などなど。減価償却はややこしいところだと思います。

その他に複数件あったのがふるさと納税です。寄付金控除を追加する処理。これは「この金額をここへ書き写しますー」を繰り返すだけなのでとても楽なご相談です。ふるさと納税の寄付金控除は、確定申告の時に寄付した金額の何割かが還付され、残りは5月くらいに郵送されてくる住民税が安くなっているという仕組みです。

以上、今年の確定申告無料相談で多かったご質問・ご相談内容のまとめでした。

2018年2月1日 確定申告無料相談・永福和泉区民センター

杉並区では2月1日から「税理士による確定申告無料相談」が始まりました。

東京都杉並区の日程は以下の通りです。
http://www.nta.go.jp/tokyo/guide/zeimusho/shinkoku/soudan/t42.pdf
※pdfファイルです。国税庁サイトへのリンクです。

ちなみに私が参加する日は2月1日と2月16日です。

「税理士による確定申告無料相談」とは何か?
確定申告書の作成を税理士がヘルプするイベントです。2月~3月に区役所や区役所出張所などで開かれています。
事前予約などは一切なしで、料金も完全に無料です。もちろんその場で申告書を提出することもできます。
流れとしては、机と椅子がずらーっと並んでいる部屋で、自由に席に座って確定申告書を作成していただきます。
質問などがあるときは税理士が横につきます。税理士はあくまで申告書作成の補助をするという立場です。
申告書が完成したら提出して終わりです。
質問や相談だけをして帰るというのも有りです。申告書用紙や手引きも大量に用意されてあって自由に持ち帰れます。

↑実際の会場風景。
お昼休みで誰もいなくなったタイミングで撮影しました。

2月1日は初日だったのですが、会場の混み具合は、開始時の9時30分は会場が一気に埋まるくらいの人数だったのですが、1時間もすれば机が半分埋まるくらいまで減り、あとは午後の最後の時間まで半分埋まるくらいのままでした。やはり午前の開始直後が一番混みますね。30分以上前から並んで待っている方とか何人もいらっしゃいますしね。

初日だけあって申告書を作成する方だけではなく「相談に来た」や「どういう確定申告をすればいいのか質問に来た」という方も多かったです。これが2月後半になるとその場で申告書を作成する方ばかりになるのですけど。

多かったのが、医療費控除について「医療費控除の明細書」を作成されていないという方です。
今年から医療費控除は領収書の現物は提出しないことになって、代わりに医療費の明細書をつけることになっています。これを作成せずに領収書の現物だけ持ってこられる方が何人もいらっしゃいました。その場ですぐ明細書を作成できるのでまったく問題はないのですけど。

国税庁サイト「医療費控除が変わります」
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/info-iryouhikoujo.htm

あとは、ビットコインについて。利益は雑所得になります。利益が20万円を超えていれば確定申告しなければいけません。義務です。

その他では、
事業所得や不動産所得の減価償却についての計算方法や書き方についてのご質問も複数ありました。やはり減価償却は自分でやろうとしても難しいところかもしれません。一度作れば翌年からは同じような計算を続けていくだけになるのですけど。

あとは、ふるさと納税をした方の寄付金控除の処理。これも定番ですね。

質問・相談の内容と回答については、私のもう1回の参加日2月16日のあとにでも「よくある確定申告相談」みたいにまとめようかと思っています。