新型コロナウィルス支援の給付金や融資など

新型コロナウィルス支援の給付金や融資など

最近は給付金や融資について聞かれることがとても多いです。例えば給付金について、自分のところはもらえるのか、もらえるとしてどう申請すれば良いのか、などなど。おそらく他の税理士事務所もそうなのだろうと思います。条件については変更があることも多いので、日々最新の情報をチェックしてお伝えしていかないといけません。
 
東京都「感染拡大協力金」
https://www.tokyo-kyugyo.com/
4月22日に公開され、申請の受付が始まりました。4月16日から5月6日までの間、休業した店(or 時短営業した飲食店)が対象です。専門家による確認という欄があったことは、当日に初めて知っておどろきました。当事務所でもすでに何件か申請をおこなっています。こういう申請書の記入のお手伝いや最終確認・署名をするという仕事について、どう報酬をいただけばいいのかとても悩むところだったのですが、東京都から税理士へ対して直接報酬が支払われるようですね。それなら顧問先からは特別にはいただかなくていいのかなと思っています。正直、休業することになってとても困っている方々ばかりですので、この仕事で報酬をいただきづらく、かといって無報酬で仕事をするというのもプロとしてよくないというジレンマがありました。東京都からそのあたりのことまで配慮してもらえて、ありがたいですね。
 
経済産業省「新型コロナウイルス感染症関連」
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html
国の給付金や融資などについて。ここも日々情報が更新されています。中小法人へ200万円、個人事業主へ100万円給付の「持続化給付金」についても、このサイトに詳しい条件などが載っています。正式な申請方法などは「4月最終週を目途に決定」とのことです。
今はこの「持続化給付金」についての相談が一番多いです。例えば「前年同月より50%減」というのはどう判定するのか → 法人の場合は月別の試算表で、個人事業主の場合は青色申告決算書の中の月別売上のページで、などなど。事務所の顧問先の中では3月分で前年同月比で50%減というところもありますし、3月は微減だったけど4月は50%減というところもあります。私の顧問先の中でも10件~20件くらいはこの持続化給付金で200万円や100万円が給付されることになりそうです。この申請のお手伝いの仕事についても報酬はいただきづらいところですね。みなさん本当に大変な状況ですので。通常の月次報酬の中で対応していくことになるだろうと思います。
融資についても、上記の経済産業省のサイト内に、日本政策金融公庫の低利率の貸付けや信用保証協会の保証料の減免などが載っています。
融資については杉並区でも利息の補助があります。民間の金融機関で借入の話を通してから予約無しで区役所の対応窓口へ足を運ぶという順番のようです。実は、少し前に、融資についてもすごく質問をいただくので当事務所で実際に融資を受けてみて流れを勉強しようと思い、杉並区役所や民間の金融機関へ問い合わせをしたことがありました。しかし前年同月比で売上5%減という条件を満たしていませんでしたので、この融資を受けるのは難しいとのことでした。
杉並区「セーフティネット保証制度」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/shigoto/safetynet/1005239.html
 
これ以外の支援策では、国民一人一人に10万円給付というものも決まりましたね。世帯主に葉書が郵送されてきてそれを返送するか、マイナンバーカードでオンライン申請するかで給付されるようです。
雇用調整助成金というものも拡充されています。条件や申請方法が難しくてまだ申請は全国で600件くらいらしいですけど。休業しつつ従業員へ給与を支払った会社への助成金ですね。
他に最近議論されているのは、家賃の補償についてですね。大家さん側へ補償するのか入居者側へ給付するのかは現時点で未定のようです。さらに、家賃を減免した大家さんについては固定資産税を減免するということも議論されているようです。
最近、日経新聞を毎朝とても時間をかけて読むようになりました。もうずっと10年以上とってますけど、今が一番しっかり読んでいると思います。給付金の条件や申請方法について毎日新しい情報が出ますし、新型コロナウィルスについてのニュースも気になります。毎日聞かれるので毎日情報収集しておかなければいけない。最新の情報をつかんでおかないといけないです。ということで、こうやって文章にまとめることで自分の中で整理しておこうと思いました。